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中国左派学者講演会で質問攻めに遭い 失態

2011年11月24日
【新唐人日本2011年11月25日付ニュース】中国の左派学者と呼ばれる司馬南氏が、芸術家の艾未未さんや盲人弁護士・陳光誠さんを侮辱した言論を発表したことで、講演会で若い女性の抗議に遭いました。19日、中国青年政治学院で行った講演会で、再び学生らの質問攻めに遭いました。この動画は瞬く間にネット上で広がりました。

11月19日、中国の左派学者・司馬南氏が中国青年政治学院で講演会を開催。自由交流のとき、学生らから鋭い質問をぶつけられ、司馬氏はついに失態。翌日、中国のネット上には現場の映像が掲載されました。

黒いジャケットの男子学生:「毛沢東思想の建国前30年間の実践。1958年の反右派で98%拡大、1959~1961年の 3000万人の白骨、1966~1976年の文革。毛思想の輸出も含めて、カンボジアではポルポトのクメール・ルージュによって人口700万人のうち、200万人以上が死亡。これらを通じて天下を取り、天下を治める過程において、毛思想には問題があります。学術上や理論上の困難も含めてです。今日になって まだ毛思想を讃えるのですか」

この男子学生はこうぶつけます。“軟禁中の盲人弁護士・陳光誠さんを見舞いに行ったネットユーザーが殴打されたが、これら加害者が憲法を守らなくてもいいのはなぜなのか。”

こんな質問もあります。“中国大陸では人民の代表がいかに選出されたのか分からない。独立候補者は返って当局に抑圧される。国民に選挙権を与えない政治制度は果たして合理的なのか。”

この学生は司馬氏にこう問い詰めます。“中国共産党が人民の利益を代表すると言っているが、人民の一員の我々はなぜ当局から強制的に特定のイデオロギーを注ぎ込まれるのか。”

学生:「我々は小さい時から政治の授業でマルクス主義の洗脳を受けます。しかし我々はみな異なる個人であり、異なる理念を受け入れる。自分に合う政治理念や観点を選択する権利があります。我々は自分でイデオロギーを選択し、この世界に対する政治的見解とすべきです。執政当局が按排した政治的洗脳授業は我々個人の政治認識に対する、侵害だと思いませんか」

質問の後は、会場から万雷の拍手が送られます。しかし、学生らの質問は度々司馬氏の叱責や脅迫に遭います。

学生:「この問題が現したのはあなたが学術の態度で問題研究に臨んでいないことです」

司馬南氏:「君はこのような態度で話してはいけない、続けると・・・」

学生:「初めて国際的な“五毛”に会ったので、ちょっと興奮しています」

司馬南氏:「黙りなさい」

この映像がネット上に掲載されると、瞬く間に広く転載され、ネットユーザーの共鳴を呼びました。中国の希望が若い世代から見え始めたと、讃える声も聞かれました。

ニューヨーク市立大学シティカレッジの夏明(かめい)教授は、当局の抑圧の下でもこれらの若者ははっきりした認識を持っており、共産党にとってはますます大きな挑戦になっていると述べます。

米NY市立大学シティカレッジ政治学教授 夏明氏:「今 見ているのは90年代生まれの一代で、天安門事件には参与していなくても、彼らはついて来ています。この点から中国では今大きな変化が現われ、この基礎は明るみに出つつあります」

また、司馬氏は当局を後ろ盾に利益を得ていると指摘。学生らに対するこのような居丈高な態度は、彼の講演は交流ではなく、一種の強制的な注ぎ込みであるともいいます。

米NY市立大学シティカレッジ政治学教授 夏明氏:「講演を聴く人がいなければしていないのと同じです。参加者が講演会で発言できなければ、この講演は対話ではなく、一種の注ぎ込みと説教です。明らかに 司馬南が守りたいのは説教の形と
パターンだけです」

ここ数年、司馬氏は当局に協力していわゆる“偽科学”の批判に精を出しています。ネットユーザーからは“科学を知らないものが偽科学闘士と自称している”とあざけられています。最近は、左派のサイト上で活躍していることから、“五毛”(ウーモウ)の党首であるといわれています。

新唐人テレビがお伝えしました。


 

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